【2021.02】今月の一冊【 #ののBS 】
毎月一冊読んだ本を紹介したい『ののちゃんの本棚』第2回。
遅ればせながら2月の一冊のご紹介です。
☆一冊目の紹介と始めた経緯などはこちら
そんなわけで、2月に読んだ本の中で印象に残ったのはこちらの本でした。
意図せず「またお金の話?」みたいなタイトルの本が続いてしまいましたが、画像のとおり、タイトルから想像したよりずっと深い人生論の本でした。
私は基本フィーリングで読みたい本を決めることが多いので、正直著者の方のYouTubeなどは全く見たことがなく、それどころか「ミニマリストってこんな感じでしょ?」という表面的なイメージしかない状態でした。
なので、「とにかくモノを減らすことを提唱していて、私たちが『あって当たり前』に思っていたモノすら捨ててしまう極端な人」という、別世界の生き方みたいに感じていたのが正直なところです。
(部屋が綺麗な知人はいても、ミニマリストです!という方は身近にいないので、余計に遠い存在のように思っていたというのもあります。)
決して否定しているわけではないのですが、自分はいわゆる青文字系ファッション誌が出しているゴチャゴチャしてPOPなインテリアBOOKを読んで青春を過ごした人間だったので、元来派手でモノに溢れたお部屋を目指していたくらいでした(笑)
つまり、マジでミニマリズムとは真逆の方向を地で行く人間だったため、モノが溢れる部屋ならいくらでも見たことがあるけど、モノが極端にない部屋というのは、とても衝撃的だったのです。
そんな私ですが、やはり年齢を重ねてきたせいか、若干好みや価値観の変化を感じ始めています。(正直視界がごちゃごちゃしていると疲れるようになってきてしまって、なんか複雑な気持ちです…笑)
現実的に考えて、人生の色々なイベントが起きたときに引越しが大変だったり、もしものときに家族に迷惑をかけてしまうこともある…というような話もよく耳にします。
そして何より、「好きなものや本当に必要なものだけに囲まれた生活」への憧れを持ちはじめて、逆説的に「好きじゃないものや不要なものは手放していこう」と考えるようになりました。
そこで最近、色んな人のモノや暮らしへの価値観に触れたいなと思い、こういった本や片付けの本などをちょこちょこ読んでいる感じです。
(余談ですが、著者いわく「そもそも収納術が必要な程モノを持たなければいい」という考え方なので、同時進行で収納方法の本などを読んでいる自分は耳が痛かったです。)
本の感想としては、画像にも書いたとおり、とにかく熱くてストイックな考え方だなと思いました。
もう何回も何回も「本当にやりたいことのために…」というような話が出てくるので、人によってはちょっと食傷気味になりそうな勢いですが(ごめんなさい)、それだけ「なんのためにミニマリズムを実践するのか」という著者の考え方や情熱が伝わってきます。
私自身も、所有物としての「モノ」だけでなく、色んな部分で本当にやりたいことや大事なことが邪魔されるような生活をしていると感じたので、少しずつ手放したり改善していきたいと思いました。
最初にも言ったとおり、昔は別世界のように思っていた考え方でも、覗いてみたら新しい発見があった!となったりするのが読書の面白いところだなと思います。
(とか言いつつどうしてもジャンルが偏ってしまいがちなので、あまり偉そうには言えませんが…)
また、個人的に「ノートに書き出してみよう!」みたいなワークがある本に食いついてしまう性(と書いてノート狂と読む)なので、そういうのが好きな方にもおすすめします(笑)
部屋や持ち物だけでなく、自分の価値観やライフスタイルそのものと向き合ってみたい人も是非。
それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。