ストレングス・ファインダーで自分の「強み」を炙り出すことにした。
唐突ですが、みなさんは「ストレングス・ファインダー」というものをご存知でしょうか。
アメリカのギャラップ社という会社が開発したツールで、オンラインで177個の質問に答えることで、34個に分類された「強みの資質」の中から、その人の持つ資質上位5つが分かるというもの。
矢継ぎ早に言われても「はあ…」って感じだと思いますが、ざっくり言うなら、「めちゃめちゃ研究して作られた性格診断で、あなたの強み(長所)ベスト5が分かるよ!」というわけです。
なんか急にこんな話をし始めて、どうしたの?悩んでるの?なんか胡散臭いものにでもハマったの?とか心配されるかもしれませんが、大丈夫なので落ち着いてください(お前が落ち着け)。
結構有名な診断らしく以前から気になっていたのですが、最近「自分の長所や得意なことってなんだろう」「それが分かれば、今後趣味(創作)とか仕事で活かせたりするのかなー」と思うことがあり(あと単純に好奇心もあって)、思い切って受けてみることにしました。
ちなみに、受ける方法はいくつかあるのですが(ネット上で課金するとか)、一番気軽なのは、本を購入してそのアクセスコードを使って受けるやり方です。
↑この左の本です。
有料の診断というとなんとなく抵抗を感じるかもしれませんが、1800円+税(2020年12月現在)の本を一冊買うと診断もできる!と思えば、決して高くはないんじゃないでしょうか。
ただ、なんか手に取りづらいタイトルだと思ってしまったけど…(笑)
説明が長くなってしまいましたが、ストレングス・ファインダー自体の詳細については、もっと詳しく紹介している方が山ほどいると思うので、このへんにしとこうと思います。
ここから結果とかやってみた感想になるので、興味のある方だけお進みください。
※ちなみに、「ストレングス・ファインダー」と呼んだ方が通じる方が多いと思いこの記事でもそう書いていますが、今現在はリブランドされ、正確には「クリフトンストレングス」というツールになっているそうです。公式サイトに飛んで名前が違ったのでキョドってしまった…。
結果と感想
診断は177問あるのですが、直感で答えるために1問20秒?の制限時間がありました。
おかげで2問くらい答えられずに進んでしまったのですが(笑)、私の結果は以下のとおりです。
◆誰得!野々蘭の資質TOP5
※めちゃくちゃ意訳&端折って説明してます。
1.内省
頭の中で考えることが大好き。一人の時間大事。知的な討論も好き
2.最上志向
「(自分や人の持つ)強み」「優秀さ」が好き。それを更に高めたい。
※苦手を克服して標準を目指すのではなく、強みを更に伸ばすことを重要視。
3.収集心
より多くの知識、情報、ものを集めたい。知識欲が旺盛。
4.未来志向
未来のビジョンを具体的に描ける。それを語ることで周りの人々も高揚させる。
5.着想
新しいアイディアを考えるのが好き。異質に見えるものの間に関連性を見出す。
…ということだそうです。
一つ一つを詳しく解説したり、自分語りを始めるとキリがないのですが、これを見た感想を一言で表すとすれば…
「それな。」
です(語彙力)。
つまり、「え~!私ってそうなんだ~!」なんてキャッキャすることもない程、冷静に納得してしまいました。
手帳やノートに向かう時間が好きで、絵を描くときも「私はこのやり方向いてないわ」と思った部分はさっさと諦め(それが良いか悪いかは別として)、中学の頃からスクラップ狂で、やりたいことや出来たら楽しいことを妄想してリストアップするのがもはやストレス解消法と化している今日この頃。
そして、「面白いかも!」と思ったことを形にしたり話したりするために、創作や手帳、このブログを書くことを趣味としています。
こうして書くと、普段SNSで私をフォローしてくださってる方なら、めちゃくちゃ深いお付き合いでなくても「確かに…」と思ってくれるんじゃないでしょうか。
つまり、強みって、「特別な状況にならないと出せない必殺技」のようなものとは限らないんですね。
日常で当たり前のようにやっていることだけど、当たり前すぎたり、意識して何かに役立てたりするわけでもなければ、本人に「強み」という意識は生まれない。
そういうものも「これは貴方が持つ特有の資質で、全ての人ができるわけじゃないんですよ」と言語化されると、途端に自信を持てるようになる。
私が一番「やって良かった」と思ったのは、そういう視点を持てたということです。
ちなみに診断を受けると、その人の5つの資質を踏まえた詳しいレポートを読むことができます。
こんな感じのものがそれぞれの資質ごとに作成されます。
これはどうやら資質の組み合わせによって内容が変わるらしく、例えば同じ「収集心」の解説でも、他の4つが全然異なる人とはレポートの内容も異なるのだとか。
それぞれの資質の説明ならネットで色々調べることができますが、こればっかりは受けてみないと見れないものなので、なかなか面白いなと思いました。
こんな人にオススメします。
長々と読んでもうお腹いっぱいかもしれませんが(笑)
やってみた上で、個人的に以下のような人にオススメします。
- 仕事や趣味に自分の強みを活かしたい人
- 逆に、「向いてないことを頑張ってしまう」ことを避けたい人
- 客観的に強みを教えてもらうことで自分に自信を持ちたい人
こんな感じ。
よく、転職や就職の際の自己分析に~という話も聞きますが、私自身がその為に受けたわけではないのでそれはちょっと置いておきます。
「向いてないことを頑張るのを避けたい」というのは、自分の強みが分かれば、逆説的に向いてないことも見えてくると思うので、努力の方向性を間違えにくくなるんじゃないかなと思ったんです。
もちろんあくまで個人的な…それも強みを伸ばしたい「最上志向」持ちの人間の言うことなので(笑)、苦手なことや足りない部分を補う努力を否定するわけではありません。
でも例えば私みたいに「内省」が上位で、一人の時間や考え事をすることを重要視する資質であることに気付かず、「毎日とにかく沢山の人に会う」「慌ただしいスケジュールの入れ方をしてゆっくり考える時間を持たない」みたいな生活を頑張ってしまったら、おそらくストレスと苦手な状況に振り回されて全然充実しないと思います(笑)
どこまでこの診断を判断基準にするかは人それぞれですが、結果に納得がいくようであれば、それをストレス回避や、限られた時間を費やす部分を見つけるヒントにしてみるのも良いんじゃないでしょうか。
※ちなみに、「じゃあ一番苦手=ベスト34(ビリ)の資質は?」と思うかもしれませんが、TOP5以下のランキングまで知るには更に課金が必要だそう。参考までに…。
そしてそして、実は私が一番オススメしたいのは、3つ目の「自分に自信を持ちたい人」だったりします。
当たり前ですが、これは強みを診断するテストなので、基本的には良いことしか書いていません。
端的に言えば、褒められまくるのでなんかめっちゃ嬉しいということ(笑)
人は誰でも褒められたい。それも出来れば客観的に見た自分の良い所を教えて欲しい(人から言われると説得力あるので)。だからTwtterのタグとかで、自分(や作品)を褒めてもらえるようなタグが定期的に流行るじゃないですか。
でも、誰かに直接聞いて困らせたら気まずいし、タグで募集してリプ来なかったら逆に辛い…など、私みたいなネガティブ人間はぐるぐる考えた挙句聞くのをやめてしまったりするわけです。
まあ、たまにはなりふり構わず聞きますけどね(本当は常にそれくらいの勢いで生きていきたい。)
なんかちょっと脱線してツイッタラーあるあるみたいな話になっちゃったけど、ストレングス・ファインダーはその「客観的に良いところを褒めてくれる」という役割も担ってくれます。
(当然知ってる人や温かみのある人間からメッセージが届くわけではないので、それを求めるならもう擬人化して妄想でもするしかないんですけど、少なくとも結構説得力のある「客観的誉め言葉」が貰えると思います。)
ただこれは、単に承認欲求を満たすのにオススメ!ということではありません。
やっぱり具体的に自分の強みが言語化されると、「自分に強みなんて無いと思ってた」とか、「短所ばっかり思い付く」という人にとって、かなり目から鱗というか、自信になると思うのです。
というか、正直そういう人程刺さるんじゃないでしょうか。私自身がそうなので(笑)
もちろん最終的な理想は、受けて終わりではなく、この診断を今後に活かしていけることです。
ただ、そこまで難しく考えて鼻息荒く挑まなくても、ちょっとした自分へのご褒美感覚でやってみるのもアリかなと思いました。
私も褒められていい気分になったので、この診断を活かし、今後も狂ったようにスクラップして短所は蹴っ飛ばして一人ニヤニヤしながら手帳の変態兼創作クラスタとして生きていきたいです。
才能(じぶん)に目覚めた結果がコレだよ。みなさんも目覚めたら是非教えてください。
さいごに
今回は本当に長くなってしまいました。
無い頭をしぼって書いたこの話が、診断を受ける受けないに関わらず、読んでくださった方に少しでも自分の「強み」を考えるきっかけになったら嬉しいです。
あと念押しで言うけど、マジでステマでも何でもなくワシの趣味の話ですからね。
参考…?記事
ちょっと前の記事ですが、いつも楽しませていただいてるWebメディア「オモコロ」のライターさん(自称無職)が診断を受けてみたという記事。
地味にところどころ資質が被ってるので、私も無職の才能があるのかもしれません。
分かりやすいしゆるい気持ちで読めるので是非。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。