子どもの頃好きだった絵本は本当に今の性癖に繋がっているいのか。
以前Twitterで、『#子供の頃好きだった絵本は今の性癖に繋がってるから教えて』というハッシュタグを見ました。
なるほどな~と思い自分も参加しようと思いましたが、せっかくなのでここでご紹介しつつ、本当に性癖に繋がっているのか検証(?)してみたいと思います。
※以下、密林の商品紹介を貼っていますが、別にここから売れても野々蘭にお金が入る的なアレではありません。
その1:魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン
- 作者: マルカムバード,Malcolm Bird,岡部史
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 1992/08/01
- メディア: 大型本
- 購入: 8人 クリック: 72回
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一発目から検証結果が出てる件。
表紙からお察しのとおり、可愛い動物が出てくるとか心温まるお話とかそういう類の本ではないです。
魔女の生態やレシピ、お洒落術、魔女になる方法などが描かれた文字どおり「図鑑」で、厳密には絵本とは言えないかもしれませんが、小さい頃大好きだった本です。
まずこのわざと薄汚れた本のようにデザインされた表紙がたまらない。まるで魔女の一族に代々伝わる指南書とか、門外不出の本を手に入れてしまったようなワクワク感がありました。
私は映画「白雪姫」の中で、魔女が毒林檎を作るシーンが一番好きだったというなかなか酔狂な子どもでしたので、元々ちょっと不気味でダークな世界観が好きだったのかもしれません。この魔女図鑑自体は割とギャグ寄りですが、後にゴシックな要素が好きになった要因は、この「魔女」という存在にあるのかなと思ったりします。
その2:サンタクロースと小人たち
サンタクロースと小人たちの一年間、とりわけプレゼントが作られていく過程がまるで工場見学のように描かれていて、めちゃくちゃ夢のある絵本。
大きな食堂や寮のような沢山の二段ベッド(うろ覚えですが)、プレゼントの種類や工程によって専門の職人さんがいるのが本当に楽しそうで、子ども心にクリエイティブな仕事に憧れを感じました。
工場や倉庫など、それぞれの場所を一定して見渡すような構図も、あくまで仕事風景の紹介に徹しているようで楽しいです。
魔女図鑑もそうですが、ちょっと非現実的な存在がリアルに生活している様子を淡々と(?)紹介する作品が好きなのかもしれませんね。
あとはストーリー性よりも、絵とその紹介文で構成された本(図鑑、カタログ、イラストエッセイもそれに近いかも)というものが好きなようです。
そう考えると、確かに昔好きだった絵本が今の性癖…というか創作でやりたいことに繋がっているような気がしますね。
架空の人物やファッションブランドを、さも実在するかのように紹介する同人誌とか作ってるので…。
さて、ここから先はちょっと番外編。
好きというか、あまりに強烈(シュール)過ぎて記憶に残っている本です。
そう、カエルが沢山登場する絵本でございます…
番外編:かようびのよる
- 作者: デヴィッドウィーズナー,David Wiesner,当麻ゆか
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 12回
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絵本のあらすじ?そんなものはない。
かなりリアル(つまり見る人によってはグロテスクと感じそう)なタッチで描かれた大量のカエルが、蓮の葉っぱに乗ってひたすら夜の街を飛んでいく超絶シュールな絵本です。
何がシュールって、一切文字がない。
つまり意味が分からない。
当時はそこまでカエルに興味がなく、むしろ絵が上手いが故にちょっと引いてました(笑)
ただ、何を考えているのか分からないようで、それでいて逆に表情豊かにも見えるカエルたちが妙に印象的で、ずっと記憶に残っていたんですよね(学校の図書室でこれを見てい時の、日差しの色まで記憶に残っているからすごい)。
そんな私ですが、気付けば謎にカエルグッズを集める女として周りに認知されるようになっていました。
これもある意味、昔好きだった絵本が今の性癖に繋がっている例なのでしょうか…。
最後に最近買ったカエル関連の本。
作者の方が卒業制作で描いたという、図鑑形式のカエルの画集です。
…今までの話が伏線だったのかというくらい、私の趣味にド直球な本ですね。
絵はかなりリアルめなので人を選びますが、ダンスをしたり子どもと手をつないでたり、人間味あるイラストで描かれているのでとても可愛い。
カラフルなヤドクガエルちゃん達が戦隊ヒーローにされていたりね。
先日リアルで見つけたカエルの種類がこの本で判明したので、わりと実用的(?)だったりします。興味のある人は是非見てみてください。