練習とマイブームと『美と個性』の話。

f:id:truie0901:20210315195511j:image

スレンダーお姉さん。

 

f:id:truie0901:20210315195500j:image

プラスサイズモデルのお姉さん。

どちらもファッションモデルさんを参考に描きました。

 

 

めちゃくちゃ唐突ですが、最近…というか定期的に『ドラァグ・クイーン』の動画を見て元気を貰っています。

(全く知らない方にすごくざっくりした説明をすると「派手な女装でパフォーマンス」をする一つのカルチャー、あるいはそれをしている方々のことを指すのですが、色々と深いので良かったら是非調べてみてください。)

 

元々派手で個性的なメイクや、ビフォーアフターの激しいメイク動画が好きで(「マンバギャル」や女装・男装のコスプレメイクなんかも見入ってしまいます)、ドラァグメイクの動画もその一つとして見ていました。

そして最近ネットフリックスで、ドラァグ・クイーン達が競い合う『ル・ポールのドラァグ・レース』という番組を知り、見てみたらこれがとんでもなく面白い!

ショーやエンターテインメントとしても純粋に面白いのは勿論ですが、司会であり自身もドラァグ・クイーンとして有名なル・ポールの言葉にはすごく含蓄があって、見ている私まではっとさせられます。

 

また、出場しているドラァグ・クイーン達からも、色々なことを考えさせられます。「美しさの正解は一つじゃない」ということ、「個性を貫くことの大切さ」、「自分を愛し自信を持つことの大切さ(うろ覚えですが、いつも番組の締めにル・ポールが「自分を愛せなければ誰も愛せない」という決め台詞みたいなことを言うのです。)」…などなど。

 

ドラァグは日常ではありえない奇抜な見た目なので、最初こそ「そんな所までアイラインを引くの!?」とか、「ウィッグ顔何個分の高さよ!」とか、「そんなにお尻出てて大丈夫なの!?」とかびっくりしちゃうんですけど(笑)

段々と「この人は自分の一番自信のあるパーツを出してるのね!」とか、「なるほど、理想の自分をメイクで表現したらこうなったんだ~。」とか、個々の表現や個性を知れば知る程どの方も素敵だなぁと思えてくるのです。

中にはかなり豊満なバディの方もいるし、国籍も肌の色も本当にバラバラですが、そんな「彼女たち」がそれぞれの美やパフォーマンス、そして人間ドラマで元気をくれる、日本にはあまりない独特の価値観を持った番組だと思いました。

 

※偉そうに語っておりますが、実はこの番組シーズン12まであるうえに更に色んなシリーズが作られてまして、私はまだシーズン1の途中までしか見れておりません…(笑)

ただ、それだけ続いているということは人気があるということですし、もし興味があって見られる環境にある方は、よかったら見てみてください。

ただし、日本でいうところの「夜のお店のノリ」みたいな下ネタや海外らしいブラックジョークも多いので、その辺はお気を付けくださいね(笑)

 

*   *   *

 

ながながとマイブームについて語りましたが、加えてちょっと創作の話をば。

 

実はさっきの話ともちょっと繋がるのですが、絵で人物を描くうえでも、様々な個性を表現したいと思っているところがあります。

なんていうか、「野々蘭の個性が出ている絵」という意味とはまた違って(それはもちろん辿り着きたい領域なんですけど)、「絵の中の人物に、実在するかのような色んな個性を表現できたらいいなぁ」という意味です。

先程言った「美しさの正解は一つじゃない」という言葉のとおり、人それぞれ異なる魅力を描き分ける力というか…。

もちろん個人的な好みや描いていて楽しいファッションなどは偏ってしまうこともあるし、私には私の理想の外見というものもあります。

でも、それに囚われたりいつも同じような人物表現になってしまわないよう、絵幅を広げていきたいということですね。

そんなことを考えなら、上の絵を練習していました。

 

うーん、私は何処を目指しているんだろう(笑)

たぶん、LLRなどのキャラクター系一次創作とはまた違ったジャンルの楽しさなんだと思います(LLRも「実在してそう」は意識しているところですが、やっぱりギャグマンガらしさや分かりやすい萌え要素的なものも意識してるので、そのキャラづくりとはちょっと違う気がします)。

よく分からないひとりごとになっちゃいましたが、本日もお付き合いいただきありがとうございました。